ファクタリングの審査基準とは?売掛先の信用度がポイント

ファクタリングという言葉を聞いたことがある人なら、「ファクタリングは審査が緩い」という噂も聞いたことがあるかもしれませんね。

一方で、

「ファクタリングに申し込んだのに落ちてしまった」

「なぜファクタリングの審査に通らなかったのだろう?」

とこんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

確かに、銀行融資などと比べてファクタリングの方が審査は通りやすいです。

ですがなぜ審査が通りやすいのかはご存知ですか?

今回のコラムでは、どうしたらファクタリングの審査が通るのか気になっている方に向けて、

・ファクタリングの審査基準

・ファクタリングの審査に通るためのポイント

について解説します。

ファクタリングの審査基準3つ

ファクタリングではファクタリングを申し込んだ会社よりも売掛先の情報を重視します。

具体的には以下の3点をチェックして審査します。

①売掛債権が実在しているか

まずチェックするのは「売掛債権が実在しているかどうか」です。

売掛債権を知り合いの会社とでっちあげて、ファクタリングによって資金化しようという会社が近年は少なくないためです。

売掛債権が実在しているか見るためのポイントは以下の5点です。

・契約書など売掛債権の証拠となる書類がきちんとそろっているか

・売掛先と継続した取引をしているか

・売掛先は実体のある会社か(個人事業主の場合は難しくなる)

・販売した内容に対するレポートは明瞭か(コンサルティングや業務委託などの場合)

・入金まで60日以内か

②売掛先の信用力は確かか

売掛債権が実在していたとしても、売掛先の倒産などで売掛金の支払が不可能になるとファクタリング会社は損失を負ってしまいます。

そのため、売掛先がきちんと売掛金を支払できるかという信用力も重要なポイントです。

売掛先の信用力を見るためにチェックするのは以下の3点です。

・売掛先の業種は問題がないか(風俗やギャンブルは審査に通りにくくなる)

・売掛先の経営状態は問題ないか

・借り入れ状況は問題ないか

③ファクタリングを申し込んだ会社の信用力

ファクタリングでは一般的に申し込んだ会社よりも売掛先の信用力の方が重視されますが、申し込んだ会社の信用力も当然チェックされます。

近年はファクタリング会社が増え手数料相場が安くなっている反動で、審査も年々厳しくなる傾向にあります。

特に申し込んだ会社の信用力へのチェックが厳しくなっているようです。

申し込んだ会社の信用力を見るためには以下の4点をチェックされます。

・経営状態

・借入状態(ファクタリング利用実態も含む)

・税金や社会保険が未納な時の対応

・経営者の人柄

経営者の人柄は、「うそをつかない信用できる人物か」という点を重視して見られます。

多くのファクタリング会社が面談を必須としているのは、人柄を見るためでもあるのです。

特に2社間ファクタリングでは、売掛金を確実にファクタリング会社に渡してもらうためにも、経営者のモラルを見る必要があります。

ファクタリングの審査に通るためのポイント3つ

「ファクタリングに申し込んだのに落ちてしまった…」

「なかなかファクタリングの審査に通らない…」

このようなお悩みをお持ちの方は、前述したファクタリングの審査基準を踏まえたうえで、以下の3点を意識して準備してみてください。

①未払いや遅延の無い、信用できる売掛先を選ぶ

ファクタリングは融資とは異なり、申し込み会社よりも売掛先の情報を重視して判断します。

そのため、より信頼できる売掛先の売掛金から現金化するようにしましょう。

長く取引している取引先、経営状態が安定している取引先などがおすすめです。

特に注意すべきは「過去に売掛金の未払いや遅延がなかったか」という点です。

過去に未払いや遅延があると、ファクタリング会社としてはリスキーに感じます。

審査が通ったとしても手数料は高く設定されがちなので、未払いや遅延がない売掛先を選びましょう。

②なるべく支払いサイトの早い売掛金を現金化する

ファクタリング会社が重視するのは「確実に売掛金を現金化したい」という点です。

そういった意味では、支払いサイトの早い売掛金の方がファクタリング会社にとって安心感があり、審査を通りやすくなります。

また支払いサイトが近い売掛金の方が手数料も安くなります。

③会社にとって不利な情報でも嘘はつかない

近年は申し込んだ会社の信用力を重視するファクタリング会社が増えています。

とりわけ、面談に訪れた経営者や代表者の対応は非常に重要です。

「今の経営状況では審査に落ちるのでは…」と不安になるかもしれませんが、嘘をつくほうがマイナスイメージとなります。

意外と嘘をついてもわかるもので、嘘をついても「態度が怪しい」という悪印象を与えるだけで何一ついいことはありません。

聞かれたことには誠実に答えるようにしましょう。

まとめ:ファクタリングの審査基準を知っておこう

今回のコラムでは、

・ファクタリングの審査基準は売掛債権、売掛先、申し込み会社の3点

・売掛先の信用度を重視して選ぶと審査に通りやすい

・代表者の真摯な態度も大切

といった点について解説しました。

ファクタリング会社ごとに審査基準は異なるので一概には言えませんが、手数料の安さと比例して審査基準は厳しくなる傾向にあります。

何を審査されるのかをきちんと頭に入れておくと審査に通りやすくなるかもしれませんよ。