『黒字倒産とファクタリング』
黒字経営なのに資金繰りが苦しい…原因と対策を徹底解説！
「決算は黒字なのに、資金繰りが苦しい…」このような悩みを持つ事業者は、決して珍しくありません。
なぜならば、倒産する会社の約半数は「黒字倒産」なのです。
事実、東京商工リサーチによると、2020年の倒産件数7,773件のうち46.8％は黒字倒産でした。
では、損益が黒字であるにもかかわらず、倒産してしまうのはなぜなのか。
この記事では、黒字倒産が起こる理由やその解決方法について徹底解説していきます。
黒字倒産が起こってしまう原因
黒字であるのに、なぜ会社は倒産してしまうのか。その原因となるのが、会社の「現金不足」です。
通常、会社と取引先で商品やサービスを販売した場合、売上は損益計算書に計上されます。
しかしご存じの通り、その多くは現金払いではなく掛け取引で行われます。
よって、すぐに現金が支払われるのではなく数か月後に振り込まれるというのが一般的です。
そのため、売り上げがしっかり上がっているという状況でも、次の入金までに支払いばかりが先行してしまうと、現金が不足してしまうという状況に陥ってしまうのです。
赤字だけが倒産の原因ではない
会社の倒産と聞くと、多くの方は「会社の経営が赤字だったから」とイメージするのではないでしょうか。
確かに、業績が赤字であるとそれは会社の倒産の大きな原因となりえます。
しかし、たとえばある月が赤字であったとしても、しっかりと手元に現金を残してその月の支払いを滞りなく済ませれば、資金繰りは順調に回ります。
そして、翌月に売り上げを上げることができれば倒産も回避できるのです。
一方で、その月が黒字であったとしても、現金不足に陥っている場合は資金がショートしてしまい、倒産に危機に瀕します。
その点を鑑みると、業績が赤字という状況よりも現金が不足している状況のほうが、倒産リスクが高いと捉えることもできます。
現金が不足してしまう理由
会社の現金が不足してしまう理由には、以下のようなものがあげられます。
収支をしっかりと管理できていない
収支の管理がおろそかになっていると、現金が不足してしまう要因となります。
たとえば、売掛金の支払いサイクルを読み間違えてしまうと、売り上げの現金化が先延ばしになってしまいます。
黒字倒産を回避するためには、売り上げに対する支出のバランスをしっかりと管理しておかなくてはいけません。
在庫管理の徹底
在庫がしっかりと管理されていないと、黒字なのに経営難に陥る可能性があります。
通常、在庫は会計上資産として計上します。
一方で、在庫は売り上げになったときに初めて出費を計上します。
よって、在庫を仕入れると仮に利益がでていなくとも資産が増えるのです。
このことから、「利益がでていないのに帳簿上は黒字」という状況が起こってしまう可能性があります。
特に、不良在庫を多く抱えてしまっている会社は注意が必要です。
黒字倒産の回避方法！売掛金をファクタリングで早期現金化してキャッシュを増やす
黒字倒産の多くは、会社の現金不足で引き起こします。
売掛金はすぐに現金化できません。
すると、次の入金日までの間に資金が不足していってしまうため、結果「黒字なのに倒産」という憂き目にあってしまうのです。
そして、そのようなリスクを回避する方法としましては、『ファクタリング』を活用して売掛金を早期現金化する手法がおすすめとなります。
ファクタリングとは、会社が保有する売掛金をファクタリング業者に買い取ってもらう資金調達手段です。
まだまだ入金日まで遠いという売掛金でも、ファクタリングを使えばその日のうちに資金化することが可能となります。
またファクタリングは、借り入れではなく債権の売却（譲渡）に当たるため負債が増えません。
よって、キャッシュフローのスリム化できるというメリットも持っています。
ファクタリングで売掛金の未回収リスクを回避
売掛金は、必ずしも回収できるものではありません。
取引先の経営悪化や倒産などを引き起こした場合などは未回収となるリスクもあります。
しかし、ファクタリングで早期資金化しておけば、そのようなトラブルも回避することが可能です。
2社間ファクタリングを使えば売掛先へバレずに売掛金を資金化可能
ファクタリングを初めて利用する場合、「売掛先にファクタリングの利用がばれてしまうのでは？」と考える方は多いです。
しかしご安心ください。
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があり、2社間ファクタリングを選択すれば売掛先にバレずに売掛金を資金化することが可能となっています。
まとめ
黒字倒産は、中小企業だけでなく大手企業でも引き起こす可能性があります。
たとえば、不動産大手のアーバン・コーポレーションや東証一部上場企業の江守グループホールディングスなども黒字倒産です。
仮に現在業績が黒字であったとしても、慢心せず収支管理や在庫管理を徹底して行うことが黒字倒産回避につながります。
また、現金不足で悩む場合はファクタリングでの売掛金の早期資金が有効です。
『ファクタリング福岡』ならば、最短で申し込みから3時間後には売掛金を現金にできるため、キャッシュ不足で悩む方は是非ともファクタリング福岡を利用してみてください